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2023年3月31日 (金)

三月二五日「一八七回忌大塩父子及び関係殉難者怨親平等慰霊法要」及び「記念講演会」の記録(2023.3.31)

三月例会

三月二五日(土)午後一時三十分より成正寺に於いて、一八七回忌大塩父子及び関係殉難者怨親平等慰霊法要が営まれた。法要の後、帝塚山学院大学教授・福島理子先生による記念講演会、令和五年度大塩事件研究会総会を開催した。

法要

有光友昭住職のお導きのもと、成正寺本堂および大塩父子慰霊碑前において、会員他多数の参列者が集うなか、法要が厳かに営まれた。

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講演会

 帝塚山学院大学教授・福島理子先生による「詩に遊ぶ大塩新出資料が教えてくれること」と題した講演をいただいた。
 近年、寝屋川市内の旧家で見つかった「大塩平八郎漢詩屏風 一隻 八曲」にある漢詩と刊本『洗心洞詩文』のものとを比較し、その違いから大塩の思いを語られた。第五扇の屏風漢詩には橋本(忠兵衛)宅の名があるが、刊本では友人宅となっている。第五扇にある「藥花」(芍薬)は、刊本では「薫蘭」となっているが、蘭は中国楚の公子屈原が好んだ花である。但し、屈原が『離騒』の中でうたう蘭は、キク科のフジバカマを指し、清らかな香りに清廉潔白を託す。屈原は楚の王を何度も諫めるが誰にも理解してもらえず、追放され、汨羅江に身を投げた。大塩は自らの境遇を屈原に重ねているという。
 他にこの研究のために購入された「大塩平八郎七言絶句二首詩軸」を会場に展示し、その内容についても解説していただいた。

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左:福島理子先生                   右:講演風景

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上:大塩の軸を挟んで、藪田会長と福島先生 

総会

 法要及び講演会に続いて総会を開催。令和四年度事業報告、会計報告、会計監査報告及び今年度事業計画報告が行われた。 

 出席者 三六名

(文・写真:松浦信輝)

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