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2023年6月 1日 (木)

5月度例会・フィールドワーク「兵庫津ミュージアム観覧と兵庫津を歩く」の記録

 五月二一日(日)午後一時三十分より、神戸市兵庫区でフィールドワークが開催された。案内人は兵庫県企画部地域振興課歴史資源活用専門官の山下史朗氏。

 JR三ノ宮駅中央口コンコースに集合後、神戸市営地下鉄海岸線を利用して中央市場前駅まで移動。まず、そこから徒歩五分の兵庫県立兵庫津ミュージアムの「ひょうごはじまり館」に移動して山下氏の説明を受けながら常設展示を見学した。

 兵庫津は大輪田泊(おおわだのとまり)と呼ばれた長い歴史を持つ港町である。古代の自然が天然の良港の基礎を形成し、奈良時代には行基が港を修築した。そして、平安時代には平清盛が日宋貿易を行い、鎌倉時代には一遍上人などの多くの高僧が活動した。また、室町時代には足利義満が日明貿易の拠点とし、戦国時代には池田恒興(織田信長家臣)が兵庫城を築城。江戸時代には尼崎藩領からのちに幕府領になり、西国街道が通り、海陸交通の接点として賑わう町になった。そして、幕末には開港場となり、兵庫県が誕生する起点になった。

 常設展示を見学後、同ミュージアムの「初代県庁館」に移動し、慶応四年(一八六八)に誕生した兵庫県の初代県庁舎として使われた旧大阪町奉行所兵庫勤番所の復元施設を見学した。その後、初代県庁館の近くを流れる日本最大級の兵庫運河(新川運河)に掛かる大輪田橋を渡り、清盛塚を観覧した。さらに、一遍上人(時宗の開祖)が亡くなった寺と伝えられる真光寺へ向かい、一遍上人廟(県指定史跡)を拝観した。その後、平清盛に縁のある寺として有名な能福寺(天台宗)で、日本三大仏に数えられる兵庫大仏を拝観。西国街道をしばらくウォーキングして、JR兵庫駅で解散した。

 兵庫津の歴史を再発見できる、見どころ満載のフィールドワークであった。

(主なコース)中央市場前駅(神戸市営地下鉄海岸線)→兵庫津ミュージアム(ひょうごはじまり館→初代県庁館)→清盛塚→真光寺→能福寺(兵庫大仏)→JR兵庫駅(解散)

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左:兵庫津ミュージアム(ひょうごはじまり館)    右:同

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左:兵庫津ミュージアム(初代県庁館)        右:清盛塚

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左:真光寺                     右:能福寺(兵庫大仏)

〔出席者〕計二十名  (文・写真共:大塩祥三)

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