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2023年7月12日 (水)

令和5年7月8日例会 内田満氏(本会会員)講演会記録 (2023.7.12)

講演会

 演題 写本『咬菜秘記』・『酊醒録』、埼玉にあり -稀觀本二書、二冊目の軌跡-

○令和五年七月八日(土)午後一時半より

○於 成正寺

 大塩の乱に関わった坂本鉉之助『咬菜秘記』と無名氏『酊醒録』、この関西で生まれた二書が、誰によって、どの様な経路で遠く隔たった関東の蘭方産科医の小室家の書棚へ到達したかと言う数奇な運命を明らかにする。小室家で学んだ安藤文澤が鳥羽藩稲垣侯の侍医として侯の大坂加番に随行し、坂本鉉之助と親交を結んだことに始まると述べられた。

『咬菜秘記』は文澤筆写本を好古家であった五代小室元長が借用・筆写した小室家写本(埼玉県立文書館蔵)、文澤から引き継いだ長男安藤太郎経由の写本(国会図書館蔵稀覯本)が存在する。『酊醒録』についても鳥羽藩家老家の筆写本を文澤が後日入手し、さらにそれを五代元長が写した小室家筆写本(埼玉県立文書館蔵)となる。その他に、別ルートの写本が国文学研究資料館と大阪府立中之島図書館にもあると言う。詳しくは大塩研究第八八号三頁及び近刊の第八九号をご覧ください。

〔出席者〕 計二一名(文、写真・松浦信輝)

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左右共:内田満先生

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左:講演会風景                  右:藪田会長と内田先生

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